2012年に力の源グループの社内コンテストとしてスタートして第4回目大会の
WRGP(ワールド・ラーメン・グランプリの審査員として大阪ガスハグミュージアム
に行ってきました。
ラーメンをこよなく愛する人ならば誰でも立候補できる全国規模の創作ラーメンコンテストです。
ラーメン屋さんだけではなく、和食の料理人や、料理教室の先生などいろんな方が
応募されていて総勢452名の応募があったそうです。
今回のテーマは
『LIMIT600 from Nippon』
優勝賞金1000万円ってすごいですよね~~~
第1次選考で16名に絞られて最終選考をする中の1日目だけの審査員をさせてもらいました。
大阪ガスハグミュージアムの5階の素晴らしいキッチンで戦いが行われました。
審査員は新横浜ラーメン博物館館長の岩岡さん、ラーメン評論家の大崎さんや
そうそうたる顔ぶれでこんな所に僕がいていいのかと(苦笑)
河原総合プロデューサーの挨拶から始まり
8名の方が制限時間の中でラーメンを提供されます。
作ったラーメンを審査員の所に持っていていろんな採点する項目が10点満点になっていて
それに得点をつけて行くのですごく真剣です。
河原さんのラーメンに対しての思いが食べておられる姿を見てると伝わってきます。
1人目は
ニボチャチャ!!ラーメン「あらき軒」店主 新木 憲 さん
『和山椒の塩らあめん』 880円
和山椒と和出汁が香り、中華麺本来の啜り心地、味、香りを楽しみ、
和山椒独特の痺れの余韻に浸れる、そんなラーメンです。
ではではスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
煮干、鯖、鯵、昆布でとった和出汁の風味と山椒オイルの風味がマッチして
パンチがあって美味しいです。
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
山椒オイルが麺に絡んでスパイシー感が半端ないですね~~~
2人目は
山雄亭店主 山田 雄太さん
『❝和❞み塩RAMEN』 1000円
テーマである日本を思い浮かべた時に最初に富士山が頭に浮かんだそうです。
卵白のメレンゲから作った富士山は、サクッとした食感とスープに浸してお麩のような
食感も楽しめるように作ったそうで、富士山から昇る日の出をイメージした味付け卵黄は
トロリと濃厚に仕上げ、春に沢山の人を魅了する桜をトッピングしたそうです。
ではではスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
鰹の本枯節などから抽出した和出汁の風味が口の中いっぱいに広がった後に
日本茶で作った香味油の風味が後から追いかけてきて美味しいです。
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
一度麺を湯がいた後に氷水で絞めてまた熱湯に戻して作った麺はすごくコシがある感じが
出て美味しいですね~~~
この茹で方初めてでしたが、すごくいい感じのモチモチ感でした。
最後はメレンゲで作った富士山を
サクサク感とお麩のような食感も味わえてこれは面白いですね~~~
3人目は
ふく流ラパス分家 轍 店長 熊澤 暢佑 さん
この大会のために頭を丸坊主して、誰よりも気合が入っていました。
『燻Japan~11種類の木の子イレブン~』 862円
スープは決勝の舞台である大阪の水にあう、節と昆布で仕上げたそうです。
椎茸をメインに8種類の木の子を角切りにした物を冷凍する事により、旨味成分であるグアニル酸を
最大に引き出して、それを背脂の脂身に見せたてカロリーを抑え、相性の良い鶏油と背脂を合わせたそうです。
そして数種類の節を使用したスープと白醤油を使ったタレと合わせてラーメン一杯が出来上がったそうです。
ではではスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
昆布と椎茸からしっかり旨みを出したスープと白醤油との甘みが絶妙に
マッチして美味しい。
鶏油とキノコってすごく相性がよくていいですね~~~
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
太麺なんでモチモチ感をしっかり感じれていいですね~~~
トッピングされた5種のキノコを一口!
ウルトラメチャ旨い!
アワビ茸の風味と香りがこの白醤油スープと絶妙にからみあって美味しい!!!
4人目は
大重食堂 オーナー 大重洋平 さん
コーヒーサイフォンを使って1杯ずつ丁寧にスープを取って提供するそうです。
これにはビックリしました。
平戸のあごと羅臼昆布の出汁にカエシを入れて自家製の7種の節(牛、豚、鶏、鰹、河豚、鯖、鰯)の
サイフォンに火をつけてスープを作るそうです。
あまりにビックリしたので、動画を撮ったのでみてください。
『純らーめん 七節』 800円
出てきた瞬間の香りが今までのラーメンで味わったことがないですね~~~
ではではスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
お肉系に節の旨みと魚系の節の旨みのバランスが絶妙ですね~~~
スープを口に入れた後に旨みと後から鼻に抜ける香りがたまりません。
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
麺をすすった時の香りが今まで食べたラーメンでは味わった事がないぐらい
優しい節の香りがします。
ブログ書きながらまた食べてみたいので、来年、福岡まで食べに行こうと思います。
5人目は
西麻布田中田 調理師 平山 晋 さん
九州の郷土料理「胡麻鯖」と日本料理の定番「鯖の味噌煮」をイメージして、日本人らしい
調理法でシンプルにラーメンを作ったそうです。
『SABA胡麻味噌ラーメン』 990円
丁寧に仕上げた鯖出汁に相性の良い胡麻醤油、味噌で味を整えて、焼き上げた鯖の切り身を
トッピングすることによって出汁に風味を加え、へしこもちょっとしたアクセントしたそうです。
ではではスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
鯖の骨でと昆布でとったスープはすごくスッキリしていて味噌の濃厚な
甘みとマッチして美味しいですね~~~
隠し味の生姜が鯖の臭みを消してるのがいいですね。
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
味噌の旨みが麺に絡まって美味しいですね~~~
最後は焼き鯖を
鯖の味噌煮みたいになっていいですね~~~
6人目は
イロドリ店主 木村 知史 さん
昨年度、優勝したのが木村さんだそうです。
『琉球麻辣麺』 800円
スープは和風出汁と、別鍋で挽き肉とゆし豆腐の旨味を移したスープとを合わせたもの
で作ったラーメンだそうです。
ではではスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
日本山椒と島唐辛子の辛さとがおぼろ状のゆし豆腐の旨みがマッチして美味しいですね~~
なんか和風麻婆豆腐のような感じがして美味しいです。
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
和出汁の麻婆麺を食べてるような感じがして暑い沖縄でこれを食べたくなりました。
7人目は
博多田中田 太田 舞 さん
お店ではホールのスタッフをされていて、こんなラーメンがあってもいいじゃないかと
思って、このラーメンが出来上がったそうです。
『SUSHI NOODLES~ラーメン寿司~』 890円
汁物をスープとして飲んで楽しめます。
そのまま寿司とスープを別々にも楽しめるのですが、この巻きずしをスープの中に入れてほぐして一口!
ウルトラメチャ旨い!
麺が短いのでお茶漬けを食べるかのごとく、サラサラとラーメンを食べることが出来ていいですね~~
麺をこんなに細く切って食べるってのは斬新ですごくいいと思いました。
8人目は
一風堂ロンドン店 Joanna Pawlowicz さん
ワールドラーメングランプリって事で外国人の方が入ってるのがいいですね~~
『BSR(ビーツ、醤油、ラーメン』 14ドル
ポーランドの伝統料理のビーツのスープと醤油をマッチして作ったラーメンだそうです。
ではではまずはスープを一口!
ウルトラメチャ旨い!
ビーツの甘みと醤油の甘みがマッチしてすごく優しいスープになってます。
続いて麺を一口!
ウルトラメチャ旨い!
ビーツのスープが麺にからみあって、これ女性が絶対に好きだろうなぁ~~と思いました。
最後は牛肉をしゃぶしゃぶして
ラーメンのスープでお肉をしゃぶしゃぶするって発想ないですがいいですね~~~
8組の方みんな全力でラーメンを作ってる姿を見てるとこのワールドラーメングランプリって
素晴らしいなぁ~~~と思いました。
最後は河原社長と鳥貴族の大倉社長と記念写真を撮らせてもらいました。
次の日も本当が行きたかったんですが、都合がつかなくて、素晴らしいラーメンが出てきたそうですが
サイフォンで作る『純らーめん 七節』が優勝したそうです。
来年は福岡で開催されるそうなんで、また是非参加させてもらえたらと思います。
関係者の皆様、準備をいろいろされていた一風堂の方々、本当にお疲れ様でした。
今年僕の中で、もっとも刺激的で勉強になった1日でした。
皆さんのラーメン愛を感じた1日でした。
時間を見つけて、参加者の皆さんのラーメンを食べに寄せてもらいたいと思うので
またよろしくお願いいたします。
※ 御意見や聞きたいことがある方は下記にメールくださいね~
kumakuma696969@yahoo.co.jp
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